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あるちいさな女の児こと、大きな人形とが、ある日お花はなさんのおうちをたずねました。
ところが その女の児は、それはもうほんとに、ちいさな女の児で、その人形はまた、それはそれはすばらしい大きな人形だったのです。
それゆえ、お取次に出た女中には、人形だけしか眼めに入らなかったのです。女中はおどろいてお花さんに、
「まあお嬢さま! 大きなお人形さんがお嬢さまに逢あいにいらっしゃいましたよ」と言いました。
有一個小女孩和一個大人偶,某日到小花的家中拜訪。
然而,小女孩是真的嬌小,而那個人偶實在是很大。
因此,傳話的女傭的眼裡只看到了大人偶。女傭吃驚的向小花喊道:
“大小姐!有一個大人偶來拜訪您了!