『命』を書かないと生きていられない

一つの感情を失うと、魂は不安定になって、体とのバランスはくるってしまう、人間の長所は欠点がある、なくしていた感情なら、もう一度育て直せばいい、時間を係るかもしれないが.------『XXX HOLiC』

图片发自简书App

『命』という本は私小説で、柳美里が自分の身の上の出来事から書いたものだ。彼女は既婚者の男と付き合って、妊娠して子を産むと決意したが、男に捨てられた。その時、彼女の恩人であり、元恋人でもある東由多加が癌末期になった事を知り、二人で支えながら、困難を生き抜くと約束して、希望と絶望、生と死という混乱な状態を乗り越える物語だ。彼女のしっかり立ちっている佇まいは秋の野原に風に靡かなく残って只一本の野草のように見える。私は運命に逆らう孤高な雰囲気に包まれている彼女に惹かれて、女性はこういう姿で生きるべきと思うほど感心した。

“私は出産と決意したのはこの日だったと思う、生と死がくっきりとした、輪郭を持って迫ってきた時、胎内の子と東の二つの命を守らなければならないという使命感にモニタ感情に激しく揺さぶられたのだ、東が癌にならなければ私は堕胎していたかも知れない、一つも命の終わりを拒絶したものに、どうしてもう一つの命始まりを奪うことができるだろうか、私は胎児と癌という二つの存在が、命という絆で結ばれたような不思議な感覚を持った、そして命の誕生と再生にでき得る限りの力を尽くして献身しようと心を決意したのだった。”

初めて彼女の覚悟に触れた時、本当に驚いた。一人の女性、恋人に降られ、未婚ママ、愛しい人が癌末期、どうやて生きられるのかさえはっきり分からないのに、彼女は運命への挑戦書を出しました、それから一歩ずつ躊躇わずに耐えてきた。

“東も私も余命という言葉が嫌いだった、余命などとう者は存在しない、命ある限り、命が尽きるその瞬間まで生きるだけだ。”不意に桜の姿が思い浮かべました、短い命をたった数日で精一杯咲き誇り、潔く、華やかで生への喜びと死への尊びを謳歌する。

私はいつも知恵がある人と優しい心を持つ人に親しい感じがする。柳美里は一見見れば、ちょっと冷たい雰囲気がするが、本当は優しくて、単純で、真っ直ぐな人だ。男に捨てられて自分がひどく傷つけられたのに、子供に対しての認知書と養育費がもらった後、

“いつか子供に「あなたの父親は清らかな人だった」と話せると密かに誇りを持っている、色紙に「人間一ついいところがあれば、それでいいのだ、」などと筆でしたためて、落を押し、草花の絵などをあしらって人様にさし上げようとまでは思わないが、嬉しいことは本当嬉しいのである。”

なんかちょっと初恋している少女のようだった、とても暖かい感じが与えてくれた。人間同士はいつも小さな事から喧嘩し、憎み合う事が多いが、彼女はそうではなく、ちゃんと感受性、繊細な心を持って、苦しみの中の楽を見つめ出して、自分でも相手でも闇から解放出来る。

最も感動したのは最後に、“幸福というのは、自分を説き伏せ納得させて実感だというものではない、何も考えなくても、感じる物なのだ。彼と付き合っていた時は、幸福だと感じる瞬間があった、彼との関係は跡形もなく、崩れ去ったが、だからといってその時の幸福まで否定してしまったら悲しすぎる、幸福は状態ではなく、瞬間の中にしか存在しない、一瞬一瞬煌めいて消え去るのもののような気がする、別れたのに子供を生めたのは、付き合っている時間は短ったにも関わらず、幸福だと思える瞬間がたくさんあったからだ。”

幸福と不幸の中で、幸福を選んで、短い短い一瞬一瞬が長い人生になる、本当は自分の幸せは身の回りの環境に決まるものではない、自分の心で、選択で決まるものだ。だが、苦しみも無視出来ない、ちゃんと受け取って、感じて、幸せにかえて食わせる。

もちろん、彼女は無頼派の系譜を継ぐ作家と評されることがあるだから、彼女の言葉には微かだが、落ちる、そして、生きるという感じも染み込んでいる、しかし、これは絶対悲観ではない、ただの生き方の一つだけだと思う。

彼女は本当に執着心の強くて不思議な人だ。此の世への執着、愛するひとへの執着.そして、自分への執着などと戦って耐えてきた姿を、何度も何度も哀しく思われながら、もういい、自分を見逃せばと叫びたいぐらい苦しいが、だららこそ彼女は人々に想像できないほどの困難を乗り越えられるのだろう、だからこそ私は彼女に惹かれたのだろうと思わずにはいられない。

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