事なかれ主義 (こと勿れ主義)明哲保身主义 逃避主义 消极主义
一連の経緯をふりかえると 回顾一连串的事情经过
5年前の梅雨どき、さいたま市に住む女性(78)は、東京・銀座で女性たちのデモを見た。集団的自衛権の行使容認に反対する人々だった。その時の思いを俳句に詠む。〈梅雨空に「九条守れ」の女性デモ〉▼
五年前的梅雨时节,家住埼玉县的一位女性(78岁)在东京银座目睹了一场女性的游行示威。参与者们反对行使集团自卫权。她将那时的所思所想都歌颂在了俳句中:“阴云密布下的女性游行示威——恪守九条准则”
地元の公民館の句会で秀句に選ばれた。従来、秀句は公民館だよりで紹介されてきたのに、公民館はこの句に限って掲載を拒む。「公平中立の立場から好ましくない」という理由だった。納得がいかず、市を相手に裁判を起こした▼
该俳句被当地公民馆的俳句会选为佳句。一直以来,佳句都是由公民馆报公布于众的,然而唯独这一句遭到了登报拒绝。——“从公平中立的角度讲,该俳句差强人意。”此番理由难以今人信服,她便提起了诉讼。
「思想・信条を理由にした不公正な取り扱いだった」と地裁、高裁が認める。昨年末、最高裁で確定し、句は公民館だよりの今年2月号に掲載された。「子どものころ、空襲警報が鳴って防空壕(ごう)に駆け込んだ記憶は鮮明です。普通の主婦が、9条は大事だという当たり前の気持ちを小さな句会で詠んだだけ。それが不掲載になるいまの世の中が心配です」▼
地方法院和高等法院都认为:“以‘思想、信条’为为由拒登是不公正的”。去年年末,因由最高法院的最后判决,俳句在了今年2月被刊登在了公民馆报上。“我现在仍记忆犹新,在我小的时候,空袭警报一响起,大家就躲进防空洞里。平常主妇只是将自己对宪法第九条稀疏平常的重视之意用那小小的俳句歌颂出来罢了。仅此而已的心意却遭到了拒登,我真的担心现下社会的现状。”她如是说。
句歴は10年に及ぶが、〈梅雨空に〉は句としてはしっくり来なかったという。裁判で幾度も取り上げられ、有名になっていくのが恥ずかしかったと話す▼
俳句的创作年限未满10年,“梅雨五月天”仍未得到广泛的接受。而其出名竟是因为几次三番上法庭,真是教人赧然羞愧。
一連の経緯をふりかえると、行政側の事なかれ主義が浮かび上がる。憲法を守る動きとはかかわりを持たぬ方がいまは得策……。問われたのは、行政の現場に広まるそんな見当違いの「憲法アレルギー」だった▼
回顾一连串的事情经过,行政部门以不与保护宪法运动惹上关系为上策等等,我们可以清楚地看到其明哲保身主义。在行政部门蔓延开来的这种错误的“宪法过敏”现象正被人们议论纷纷/被人们议论纷纷这种错误的“宪法过敏”现象,现在正在行政部门蔓延开来。
憶せずに声をあげ、70代で初めて司法の場に立つ。女性の奮闘に励まされた方も多いのではないか。きょうは憲法記念日。〈梅雨空に〉は、憲法史に長く刻まれるべき一句だろう。
年逾七十还能够在法庭上站出来,毫无畏惧地勇敢发声。被这位女性的勇敢所激励的人应该不在少数吧。今天是宪法纪念日,<梅雨五月天>应该会是长久铭刻在宪法历史上的一首俳句吧。