太宰治,本名津岛修治,日本小说家,被称为“文豪野犬”。学生时代《晚年》一书中作品《逆行》列为第一届芥川奖的候选作品。结婚后,写出了《富岳百景》及《斜阳》等作品,成为当代流行作家。1948年6月13日深夜与崇拜他的女读者山崎富荣跳玉川上水自杀,时年39岁,留下了《人间失格》等作品。
中日双语之一
【原文】
私は、その男の写真を三葉、見たことがある。
一葉は、その男の、幼年時代、とでも言うべきであろうか、十歳前後かと推定される頃の写真であって、その子供が大勢の女のひとに取りかこまれ、(それは、その子供の姉たち、妹たち、それから、従姉妹たちかと想像される)庭園の池のほとりに、荒い縞の袴をはいて立ち、首を三十度ほど左に傾け、醜く笑っている写真である。醜く? けれども、鈍い人たち(つまり、美醜などに関心を持たぬ人たち)は、面白くも何とも無いような顔をして、「可愛い坊ちゃんですね」といい加減なお世辞を言っても、まんざら空お世辞に聞えないくらいの、謂(い)わば通俗の「可愛らしさ」みたいな影もその子供の笑顔に無いわけではないのだが、しかし、いささかでも、美醜に就いての訓練を経て来たひとなら、ひとめ見てすぐ、なんて、いやな子供だ」と頗る不快そうに呟き、毛虫でも払いのける時のような手つきで、その写真をほうり投げるかも知れない。
【翻译】
序言
我见过这位男子的三张照片。
一张照片应该是男人的幼年时代吧,可以推定是在10岁左右。
那孩子被一群女人包围(可以想象是孩子的姊妹或者堂姊妹们),穿着粗条纹的和服裙裤,站在庭园的池边,脑袋向左倾斜约30度,丑丑地笑。是丑吗?但即使迟钝的人(即不甚关心美丑的人们)无所谓地随意恭维一句“可爱的小男孩呀!”如果可以说得不空洞客套,似乎这孩子的笑脸也并非完全没有公认的“可爱”的影子。但是,只要是有一点点接受过美丑训练的人,也许瞄一眼,可能会立即不快地嘟囔“什么呀,这么讨厌的孩子”,然后会用驱赶毛毛虫的手势,将照片随手扔出去吧。
【生词】:
1、いい加減:
接续词 适当,恰当,适度。
形容动词/ナ形容词 适可而止,不过分。;不彻底,不疼不痒。;敷衍,搪塞,支吾,含糊,马马虎虎。;靠不住,胡乱。
副词 很,甚,颇,相当。
2、頗(すこぶ)る:副词
颇,颇为,非常。(非常に。たいへん。たいそう)。
例:すこぶる順調に発展している:极顺利地发展着。
【语法】
まんざら...ない
(并非)完全……,(未必)一定……。(否定的な意味合いをやわらげたり、むしろ逆に肯定したりする気持ちを表す。必ずしも。)
まんざら捨てたものでもない。/并非完全无用,并非毫无价值。
まんざらいやでもないらしい。/似乎并不一定不愿意。
まんざら知らない仲でもない。/也并不是完全陌生(一面不识)。
謂(い)わば:副词
如人所说,换而言之,可以说。(たとえを例示して、分かりやすく言い換えたり、極端に結論として示したりする意を表す。たとえて言えば。言ってみれば)。
彼は、いわば業界の救世主だ。
他可以说是我们行业的救世主。
中日双语之二
【原文】
まったく、その子供の笑顔は、よく見れば見るほど、何とも知れず、イヤな薄気味悪いものが感ぜられて来る。どだい、それは、笑顔でない。この子は、少しも笑ってはいないのだ。その証拠には、この子は、両方のこぶしを固く握って立っている。人間は、こぶしを固く握りながら笑えるものでは無いのである。猿だ。猿の笑顔だ。ただ、顔に醜い皺を寄せているだけなのである。「皺くちゃ坊ちゃん」とでも言いたくなるくらいの、まことに奇妙な、そうして、どこかけがらわしく、へんにひとをムカムカさせる表情の写真であった。私はこれまで、こんな不思議な表情の子供を見た事が、いちども無かった。
【翻译】
的确,这孩子的笑脸越仔细看,越是感受一种隐隐的,让人生厌的阴森森的感觉。这,根本就不是笑脸。这孩子完全没在笑。证据就在孩子紧握双拳的站姿里。人类是不会边捏紧拳头边笑的。能这么做的是猴子!那是猴子的笑脸。那只是在脸上堆积起丑陋的皱纹罢了。这表情让人不禁想说“这皱巴巴的小男孩”,这照片让人感觉诡奇,而且莫名地讨厌,让人不禁上火。我从来没有看见过有这么怪异表情的孩子。
【生词】
1、どだい:副词
本来,根本。(もともと。はじめから。)
どだいむりな要求だ :本来要求就不合理
どだい話にならぬ:根本不象话。
2、けがらわしい:形容词/イ形容词
-令人厌恶,卑鄙,不干净,肮脏。(きたならしくて不快だ。醜悪でいとわしい)。
汚らわしい金:臭钱,不义之财。
汚らわしい話:下流话。
買収などという汚らわしい手を使うな:采取收买之类的卑劣手法。
そんな話は聞くのも汚らわしい:那种话听起来都恶心。
やつの名前なんか口にするのも汚らわしい:提起那家伙的名字都觉得讨厌。
-(疫病等)不净,污秽。
栏目策划:日语之声
合作:NHK翻译组
译者 :小甜饼
主播:yuina
编辑:张唐