一、春
かわいらしい郊外電車の沿線には
楽しげに白い家々があつた
散歩を誘う小径があつた
降りもしない 乗りもしない
畠の中の駅
かわいらしい郊外電車の沿線には
しかし
養老院の煙突もみえた
雲の多い三月の空の下
電車は速力をおとす
一瞬の運命論を
僕は梅の匂いにおきかえた
かわいらしい郊外電車の沿線では
春以外は立入禁止である
春
可爱的郊外电车沿线上
有一幢幢欢快的白房子
有一条条诱人散步的小径
没人上车 也没人下车
一座田野里的车站
可是
可爱的郊外电车沿线上
也能看到养老院的烟囱
三月多云的天空下
电车放慢了速度
浮生一瞬的命运论
被我换成了梅花的香味
可爱的郊外电车沿线
除了春天 闲人免入
二、はる
はなをこえて
しろいくもが
くもをこえて
ふかいそらが
はなをこえ
くもをこえ
そらをこえ
わたしはいつまでものぼつてゆける
はるのひととき
わたしはかみさまと
しずかなはなしをした
春天
白色的云
攀升在花朵之上
深邃的天
攀升在白云之上
越过花朵
越过白云
越过天空
我一刻不停地向上攀爬
春天的某个时候
我和神
悄悄地说了话
三、小鸟在天空消失的日子
野兽在森林消失的日子
森林寂静无语,屏住呼吸
野兽在森林消失的日子
人还在继续铺路
鱼在大海消失的日子
大海汹涌的波涛是枉然的呻吟
鱼在大海消失的日子
人还在继续修建港口
孩子在大街上消失的日子
大街变得更加热闹
孩子在大街上消失的日子
人还在建造公园
自己在人群中消失的日子
人彼此变得十分相似
自己在人群中消失的日子
人还在继续相信未来
小鸟在天空消失的日子
天空在静静地涌淌泪水
小鸟在天空消失的日子
人还在无知地继续歌唱