在僻静街道旁的一家杂货店,只要写下烦恼投进店前门卷帘门的投信口,第二天就会在店后的牛奶箱里得到回答:因男友身患绝症,年轻女孩月兔在爱情与梦想间徘徊;松冈克郎为了音乐梦想离家漂泊,却在现实中寸步难行;……他们将困惑写成信投进杂货店,奇妙的事情随即不断发生。
帰り際、懐かしい人物と会った。施設で一緒だった藤川博だ。晴美 よりも四つ上で、中学卒業と同時に施設を出ていった。彼女がお守りとして常に持ち歩いている、木彫りの子犬を作ってくれた人物だ。それが「リトルドッグ」の由来になった。
藤川はプロの木彫刻職人になっていた。晴美と同様に、火事のことを知って駆け付けてきたのだという。昔と同じで、口数が少なかった。
今回の火事で心配している卒園生は、ほかにもたくさんいるだろう。藤川博と別れてから、そう思った。
晴美准备离开时,遇到了熟人。那个人是以前和她一起在孤儿院长大的藤川博。他比晴美大四岁,中学毕业后,离开了孤儿院。晴美当作护身符随身携带的木雕小狗就是他雕刻的,那只小狗也是“汪汪”这个名字的由来。
藤川已经成为木雕师,他和晴美一样,得知了火灾的事立刻赶来。他和以前一样沉默寡言。
应该还有不少以前曾经在这里长大的人为这次火灾感到担心。和藤川博道别后,晴美这么想道。
年明け早々天皇崩御という大きな出来事が起きた。新しい元号は「平成」となった。テレビから娯楽番組が消えたり、大相撲初場所が一日遅れたりと非日常的な日々がしばらく続いた。それが落ち着いた頃、晴美は「丸公園」の様子を見に行った。体育館のそばに簡単な事務所が作られており、そこで皆月とあった。児童たちの体育館生活はまだ続いていたが、仮設宿舎の建設工事は始まっていた。そこが完成したら取り敢えず児童たちをそちらへ移らせ、次に本来の場所にきちんとした施設を建て直す、ということだった。
新年刚过,就传来天皇驾崩的消息。“平成”成为新的年号。娱乐节目暂时从电视上消失了,新年的相扑比赛也延后一天开赛,生活中出现了一些不同寻常的变化。
当一切终于渐渐平静后,晴美再度前往丸光园。体育馆旁搭建了一个简单的办公室,她在那里见到了皆月。虽然院童仍然在体育馆生活,但已经着手建造临时宿舍。当临时宿舍完成后,院童会搬去那里,再把丸光园拆掉重建。
火災の原因は判明していた。食堂の老朽化していた部分からガス漏れが発生したらしい。空気が乾燥していたため、恐らく静電気が引火に繋がったのだろう、という事が消防や警察の見解だ。
「もっと早くに立て直しておくべきだった」原因を説明した後、皆月は苦しそうな表情を浮かべた。
死者が出たことについて、皆月は特に心を痛めている様子だった。亡くなったアマチュアのミュージシャンは、一人の少年を助けようとして逃げ遅れたらしい。
火灾的原因很快就查到了。消防队和警方认为食堂太老旧了,瓦斯管线漏瓦斯;由于空气干燥,静电引发了火灾。
“之前就应该重建的。”皆月说明原因后,露出痛苦的表情说道。
皆月对有人不幸在火灾中丧生感到难过不已。那位葬身火窟的业余音乐人为了救一名少年,没有及时逃出。
「その方は本当に気の毒だったと思いますけど、子供たちが全員無事だったのは不幸中の幸いじゃないですか」
晴日がそう言って慰めると、それはまあね、と皆月は頷いた。
「夜で寝ている子供たちも多かったから、ひとつ間違ったら大惨事になるところだった。だから職員たちといってたんだ。前の館長が守ってくれたのかもしれないねって。」
「前の館長というと、たしか女性でしたよね」
“虽然那位先生很可怜,但没有造成任何院童的生命危险,算是不幸中的大幸。”
晴美安慰着院长。“是啊。”皆月点点头。
“因为是晚上,大部份孩子都睡了,只要稍有闪失,恐怕就会酿成重大的惨剧。所以,职员们都在说,可能是前院长在保护我们。”
“我记得之前的院长是一位女性。”
かすかに記憶があった。穏和な表情をした、小柄な老婦人だった。いつ皆月と交代したのかは覚えていなかった。
「私の姉だよ、「丸公園」は姉が作ったんだ」晴美は皆月の皺だらけの顔を見つめた。「そうだったんですか」
晴美隐约记得前院长是一位表情温和、个子矮小的老妇人,但不记得甚么时候换成了皆月。
“她是我姊姊,丸光园是我姊姊成立的。”
晴美看着皆月满是皱纹的脸,“原来是这样。”
「知らなかったのか。君がうちにいたのは小さい時だけだったからなあ」
「初めて聞きました。でもどうしてお姉様は養護施設を?」
「それを説明すると少々話が長くなるが、一言でいうと還元かな」
「還元?」
“你不知道吗?这也难怪,你来这里时,年纪还很小。”
“我第一次听说这件事,为甚么你姊姊会想成立这家孤儿院?”
“说来话长,总之,就是回馈吧。
本期主播:开心花甲粉
本期编辑:LMN
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