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お冬ふゆさんの人形は病気でした。
ちいさなお医者様は、大きな時計を出して、人形の脈をとりながら「ははあ」と小首をかたげました。
お冬さんは、心もとなさに、
「先生、いかがでございましょう」
とたずねました。先生は手を拭ふきながら、
「なあに、ちょっとした風邪ですから御心配には及びません。お子様方は夜おやすみの時、おなかを出さないように気をつけて下さい」
と言いました。
冬的人偶病了。
小醫生拿出大手錶,按在人偶的脈搏上,「原來如此!」,說著這話不斷的點著頭。
冬擔心地問道:
「醫生,怎麼樣啊」
醫生一邊擦手一邊說:
「沒事,只是有點感冒用不著擔心。小孩子夜裡睡覺的時候,注意不要露出肚臍。」