お礼の千円札
一千日元的感谢
去年の夏のある日、俺はある無人駅のホームに佇んでた。
その駅は山の間を縫うような所にあり、下の道からホームまで行くのに高い階段をのぼらなけれならなかった。
市街に向かう一時間に本の電車が到着しようとしていた。
そのとき、大きな荷物を抱えたおばあちゃんが階段を昇ろうとしていた。明らかに間に合いそうにない。
俺は無意識のうちに階段を下り、おばあちゃんの荷物を持ち、手を引いて階段を上がった。
ギリギリ間に合った。
おばあちゃんは感謝しきりで、電車の中で俺に色々と話しかけてきた。
去年夏天的一日,我站在某个无人车站的月台上。
车站坐落在两座山的夹缝之间,从山下的道路到月台上必领攀登高陡的楼梯。
我面对街市仁立,这时,一列电车快要进站。
与此同时,一位抱着硕大行李的老太太举步正要攀登台阶。明显是来不及了。
我下意识地下了台阶,接过老太太的行李,拖着她的手把她拉上台阶。
刚好赶上电车。
老太太一个劲儿地感谢。在电车里一路与我攀谈。
別れ際、おばあちゃんは俺にお礼として千円札を俺にくれた。無論、受け取れるわけがなく、俺は断ろうとした。そんなつもりで助けたわけではないと言う俺に対し、何もかも見透かしたように、
「いい事をすれば、必ずいい事が帰ってくる。お兄ちゃんみたいな人には、必ずすごくいい事があるか…これぐらいしかできない受け取って、これでジュースでも買って。」と言われた。
涙がとまらなかった。
おそらく、気づいていたんだろう、俺が死のうとしていたことを……
临别之际,老太太给我一千日元作为感谢。当然,这是不能收下的。我想要拒绝。我说,并不是因为这个オ帮助她的。对此,老太太像是看穿了一切似地对我说道:
你做了好事,一定会也有好事回报到你身上。像你这样的人一定有好事发生……我能做的就这么多,拿着吧,买点果汁什么的。”
我的眼泪停不下来。
恐怕,她已经有所察觉了吧。那时,我是想死的……
何をしても報われないと思っていたが、少しだけ救われた気がした。
帰りにコンピニに寄った。あのお金でジュースでも買おうと思い、レジに商品を置いた。そのとき、おばあちゃんにかけてもらった言葉を思い出した。俺は店員さんに「やっぱ、いいです」と買うのを断り、レジの横に置いてあった小銭で一杯の募金箱に、少レクシャクシャになったあの千円礼を捻じ込んだ。
あの日の出来事は生涯忘れることはないだろう。
我曾以为无论做什么都得不到回报,现在有了一点被拯救的心情。
回家的路上我顺便去了便利店。想着用这份饯买点果汁什么的。把商品放在收银台上的那一刻,我想起老太太对我讲的话。"还是算了”。我对店员说,决定不买了。收银台旁边有一个盛满零钱的募捐箱,我将变得彼皱巴巴的那张一千日元纸币塞了进去。
那天发生的事,一生也不会忘记吧。
配图来自网络
主播 | ひよこ
小编 | reno
责编 | 日语之声
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