日本国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」などで知られる漫画家のさくらももこさんが先月15日に乳癌のため亡くなっていたことがわかりました。53歳。お通夜と告別式は遺族の意向で親族と近親者のみで行われました。
「乳癌」にゅうがん;「通夜」つや;「告別式」こくべつしき;「遺族」いぞく;
「親族」しんぞく;「意向」いこう;「近親者」きんしんしゃ。
さくらももこさんのデビューは1984年。言わずと知れた「ちびまる子ちゃん」の生みの親です。バイルも、恋愛も、魔法も、怪物も出て来ない、ただ「日常」を切り取っただけの漫画がここまで多くの人の心をつかみ、そして今まで愛され続けているという事実。その世界観を作った作者にただただ敬服します。
「言わずと知れた」分かりきっている。best-known / well-known~~~
「生みの親・うみのおや」1)自分を生んだ親。実の親。one's real/nature/biological parent; 2)はじめて作り出した人。最初に始めた人。the founder/the father of...
「バイル」battle; 「日常」にちじょう;「怪物」かいぶつ;「敬服」けいふく。
「切り取る」1)一部分を切って分離する。cut..off; 2)ほかの一部分を自分のものにする。
「只々・唯々・ただただ」’ただ’を強めていう語。
私はちょうどちびまる子ちゃんが日本でアニメ化された頃に幼少期を過ごしていました。言うなれば「ちびまる子ちゃん世代」で、2歳下の妹と一緒にアニメが放送される毎週日曜日夜六時を楽しみにしていました。漫画は毎月発売される少女向け漫画雑誌「リボン」に連載されていて、妹と一緒に読んでいました。漫画の黄金時代とも呼べる時代で、小・中学生の男の子は「JUMP」、女の子は「リボン」を必ず読んでいた時代です。
「幼少期」ようしょうき;「発売」はつばい;
「連載」れんさい;「黄金時代」おうごんじだい
「ちびまる子ちゃん」の単行本も少ないお小遣いを使って全部揃えて何度も読み返して大笑いしていました。その後高校生、大学生になって「桃の缶詰」や「さるのこしかけ」などのエッセー本(ぼん)、少しシュールなギャグ漫画の「コジコジ」など、どれも本当に面白くて、正に私たち世代の成長過程の中にさくらももこの作品が一緒にいたといっても過言ではありません。
「お小遣い」おこづかい;「大笑い」おおわらい;「エッセー」essay ;「シュール」surreal;
「正に・まさに」本当に、まったく。just, exactly, really, quite。
「〜と言っても」『連語』前に述べたことにやや対立したり矛盾したりする意味を表す。
「揃える」必要なものを全部整える。collect, gather, get...together.
「過言・かごん」言い過ぎ。過言ではない・過言ではありません。・彼は天才だど言っても過言ではありません。
先月は日本遊学で中国の学生を連れてお台場へ遊びに行った時、可愛いちびまる子ちゃんのタオルとマグカップを買いました。この人が描く絵からはふんわりとした暖かさが溢れていて、見ていると優しい気持ちになることが出来ます。
「遊学」ゆうがく;「台場」だいば;「描く絵」えがくえ;
「ふんわり」柔らか、やわらか。softly, lightly. ふんわり(と)したセーター。
昨日は妹とチャットでこの件について話しましたが、「ショックすぎて唖然とした」と言っていました。漫画雑誌の「リボン」は妹が自分のお小遣いで買っていて、その中でも彼女が特に楽しみにしていた作品でしたから、私よりショックが大きいと思います。アニメを放送しているフジテレビは「放送は続ける」と発表しています。アニメの時間は放送が始まった1990年から変わらず、毎週日曜日の夜6時です。
「唖然」あぜん;
天国に旅立ったさんらももこさんのご冥福を心よりお祈り致します。
「天国」てんごく;「冥福」めいふく。
2018年10月21日 大阪府箕面市